性差医療

テレビは「オワコン」と言われて久しくなりますが、
私にとってはまだまだ「第一情報源」であり続けています。
そういうわけで今月も
「NHKスペシャル“男性目線”変えてみた#1 性差医療の最前線・同じ病でも男女に違い!!」
(2023年4月29日)からのお話し。
この番組も「目から鱗が落ちる」事ばかりでした。
それも「うれしい」鱗の落ち方でした。
番組内容を以下独断でかいつまんでお伝えしますが、
正確を期すため放映されたものの直接視聴をお勧めします。
さて、男女の人権が全く同じ事は言うまでもありませんが、
肉体においては大きく異なっています。
しかし長い間当たり前のように男性の肉体に基づいたエビデンスによって
検査や治療が行われ、その弊害が今次々と明らかになって来ました。
アメリカでは既に性差医療が確立され、エビデンスに基づいた
女性の為の医療が行われています。
日本でも徐々に浸透していくと思われます。
例えば同じ薬剤でも男性基準の処方では筋肉量の少ない女性には
吸収しきれず過剰投与になるとか、同じ大腸癌でも男女で発生しやすい
部位や形状が違う等患者が男か女かで考慮しなければ医療そのものが
成り立たなくなって来るということです。
もう一つ女性医療で重要なのが閉経期以後の急激な「女性ホルモン」の減少問題です。
女性ホルモンは身体の保護や修復に絶大な力を発揮してきましたが、
減少する事で急に「サポート終了」されつらい日常となるわけです。
従来も「ホルモン補充療法」は行われていましたが「がん発症のリスク」
が高まると言われてある意味危険視されていました。
しかしそれもアメリカの最新研究で高いリスクはない事が分かったことで
広く投与の道が開かれようとしています。
閉経後の長い人生のQOL(生活の質の向上)の重要な鍵になるのは間違いないでしょう。
番組ではこれらの事から「オーダーメイド医療」も示唆していましたが
東洋療法は基本的に「オーダーメイド」です。
何となくシンパシーを感じました。
それやこれやで番組視聴後医療の明るい未来を思いほっこりしております。

茨城県ひたちなか市のマッサージ・鍼灸治療 奈良操体療院 ————————————————————————————— 
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 諦めずにぜひ一度、ご相談下さい。