女性枠をもっと

3月8日は国際女性デーとの事で、思うところを一つ。
数ヶ月前、TVを見ていたら興味深い話がありました。
某小企業の二代目専務は悩んでいました。
社員は中年ベテラン職人数人のみ、新人も集まらず
会社に明るい展望が持てなかったのです。
そこで二代目は「若い女の子を雇いましょう」と提案しますが
「女の子に何をさせるんだ?やらせることなんかないぞ!」と
社長はじめ社員全員から猛反対を食らいます。
しかしそれを押し切って女性社員を入社させてから
この会社は生まれ変わるのです。
それまでは親会社の指示通りに溶接した部品を納入していましたが
女子社員提案の「一輪挿し」をネット上で販売した所「バカ売れ」
したと言います。
現在は数人の女性職人が「芸術作品」作りに余念がないとの事で、
ベテラン職人の指導を受けて和気あいあいとした社風になっているようです。
またベテラン社員が苦手としていた親会社への値上げ交渉も女子社員が
資料を揃え話し合うことで要求に応えてもらっているそうです。
売り上げが伸びたことで昇給も実現し更に明るい展望が見えています。
もう一つ。仏壇の「はせがわ」が2023年10月発売し爆売れを続ける「推し壇」です。
入社3年目の女子社員郡司茉菜さんが社内コンペ「チャレンジ企画」に応募したことに始まります。
最初「『推し』に合掌し祈りをささげる気持ち」が経営陣に伝わらなかったと言いますが、
試しに販売した所最初から爆売れし、好調な売り上げを続けているそうです。
どちらの例も「新たな顧客層を開拓したのが女性」だと言うところが重要だと思います。
おじさんたちでは全く望めない展望だったと思うのです。
日本の現状の閉塞感はおそらくはおじさん社会の展望の無さに起因していると感じてきました。
先進諸国の議員の男女比率は同数になるように努力していると聞きますが
是非日本も国会議員の半数は女性になるように本気で取り組んでいただきたいと思います。
そして実現した暁には見たこともない輝く日本が出現するのでは、と期待しているのです。

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諦めずにぜひ一度、ご相談下さい。

泉 房穂氏について

最近「泉氏がよくTVに出てるな」と思っていました。
しかし泉氏についての私の認識はあまり良くなく、何故TVに出ているのかと思っていたのです。
ところが令和6年2月5日の東京新聞に彼のインタビュー記事が掲載され、全て理解しました。
彼には4歳下の脳性麻痺の弟があり、当時の行政の冷たさに対する怒りが原点にあります。
「子どもを応援すると町が元気になり、老若男女みんなが幸せになる」
と訴えて2011年に市長就任後、次の5つの無償化を行いました。
①18歳までの医療費、②第二子以降の保育料、③中学校の給食費、
④公共の遊び場の入場料、⑤子育て世帯へのおむつ定期便                            
その結果子育て世代の明石市への移住が増加し、地域経済が回りだし税収が増える
好循環が生まれたと言います。
ところが暴言発覚後辞職を余儀なくされます。
しかし直接関係のないお母さんたちが明石駅前で再出馬を求める署名活動を
行っているのを知り立候補の結果、圧勝し「なぜ?」と全国から注目されることになりました。
コロナ禍での市民救済措置も素早く手厚かったと言います。
①上限100万円の緊急貸付、②一人親家庭に5万円の現金給付、③大学の学費肩代わり
(コロナ禍による親の失業)④一人親家庭の中学生の高校進学に給付型奨学金(220人分)
氏は「きれい事を言っても人は優しくなりません。せめて人口を増やして、税収を増やして
黒字にして、みんなが腹いっぱいにならないと優しくなれないからね」といいます。
果たして今明石市は子供にも障がい者にも優しい町になっているそうです。
そして「明石でできることは他の町でもできます。次は日本全体に広げていきたい」ともいいます。
また「市長になったのは目的じゃなくて手段」だったとも言います。
政治家になるのが目的なだけのビジョン無き政治屋の多い昨今、まさに一服の清涼剤でありました。



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 災害列島で大切な事

2024年元日早々に能登で大震災が発生しました。
当地茨城でもかなり揺れましたので相当な大地震だと感じましたが
現地の状況が明らかになるにつれ暗澹たる気持ちになりました。
一つには2011年3月11日の東日本大震災の経験が思い出された事で、
現地の被災者の方々がさぞや辛い思いをされているだろうと案じられたことでした。
家屋の倒壊、土砂崩れ、津波、火災、道路の崩落・陥没等々数々の災害が
一度に襲い掛かり死傷者も多数に上ると思われます。
まさに言葉を失ってしまいました。
現時点で救助を待っていらっしゃる方々の無事救出を切望せずにいられません。
そして、災害が起こるたびにその対応についてもどかしさを感じる方も多いのではないでしょうか。
その中から幾つか述べたいと思います。
先ずは「避難所は命を削る」問題です。
今回の震災でも専門家から「床に直接寝ると低体温症になり高齢者は命にかかわる」
との注意喚起がありました。
当たり前ですが、体育館等の「避難所」は人が住む場所ではありません。
そんな場所に長期間放置するのは人権侵害にもなるのではないでしょうか。
100年前から変わらないこの状況、あまりにも知恵が無さすぎるのではないかと思います。
もう一つ、長崎で豪雨被害があった時もそうだったと記憶しますが、
同時に多数の救助依頼があった時応じられない問題です。
今回も倒壊家屋の下敷きになった現場からの「今すぐ来てくれ」に対して
「救援要請が多数のため順番になります」の返事で絶望したという話がありました。
これも同じことの繰り返しでは知恵がないのではないかと思います。
その他も種々疑問点が有りますが平時の工夫とシミュレーションが大切と思われます。
それを証明したのが羽田空港での日航機炎上事故からの乗客乗員全員脱出の奇跡だったのではないでしょうか。
兎にも角にも一刻も早い人命救助と被災地の復旧復興をお祈り申し上げます。



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「会見」の攻防

最近、注目度の高い記者会見が続いています。
ジャニーズ事務所・宝塚歌劇団・日本大学の会見がそれで、
それぞれ事情が違いますが世間の注目を集める事となりました。
ここではそれぞれについて論評はしませんが気が付いたことを少し述べさせて頂きます。
先ず「謝罪会見」慣れしている組織は少ないという事。
(謝罪慣れしている組織はそれはそれで怖い)
過去にマスコミ対応に失敗して多大な信用失墜に苦しんだ企業がありました。
そこで企業のリスクマネジメントを請け負うコンサルタント会社が
そもそも炎上させない「防火対策」の指導をしていると聞きます。
万が一不祥事が発覚して謝罪会見となっても傷を最小限にとどめるべく
会見を「プロデュース」するとのこと。
例えば会見の席上代表者が「この度は大変・・・」と
発声しつつ関係者全員起立、「大変申し訳ございません・・・」で直立、
「でした」で最敬礼20秒間といった稽古をするとか。
会見慣れしたコンサルタントや弁護士による綿密な「想定問答集」の作成と
関係者による入念なリハーサルによってぼろを出さない会見が出来上がるというわけです。
かくしてマスコミの側からすると極めて攻めにくい会見が多くなって来た様に見えます。
何とか本音を引き出そうと「怒らせる」という手を使う者もいますが成功していないようです。
アンガーマネジメントの訓練も受けているかもしれません。
「言質を取られたくないので・・・」という発言もありました。
弁護士にその様に念押しされているのでしょう。
マスコミ側ももっと鉄壁会見の崩し方に知恵を絞らねばならない時代なのでしょう。
最後に一つ気になる発言があります。「不確かな伝聞情報」という言い方です。
映像や音声による証拠が出てこないだろうという確信に基づく発言なのでしょう。
今後この様な物言いは今回の「成功」により増加するものと思われます。
この様な発言を封じるには自動車のドライブレコーダーの様に人間に
「ヒューマンレコーダー」をつけて生活するしかないのかもしれません。
それはそれで窮屈な人生だろうと思いますが。

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「回想」の力

先日思いがけないことから、五十三年前に入社した会社の同期会に出席して来ました。
当時、社員寮で同室だった大嶋君の突然の電話が発端でした。
事態を理解するのに時間がかかりましたが段々と記憶がよみがえり、同期会への出席を決めたのでした。
会場は上野でした。「コロナが怖い」と言う想いを振り切って恐る恐る
四年ぶりの東京へ足を踏み入れましたが皆と会ってみれば懐かしさが勝ちました。
それぞれに半世紀の風雪に耐えて来た風情を感じましたが、思い出すのは若々しい青年の姿とエピソード。
よくTVドラマで「回想シーンがセピア色」という演出が有りますが、まったくそんな事は無く今見ている世界より色鮮やかなのです。
若い感性がそのまま保存されているのでしょうか?
もっともと言うべきか「誰それが亡くなった」と複数人の消息も聞きました。
だからこそ「生きてるうちに皆で会おう」ということになったのだとか・・・。
それもコロナ禍で止む無く中断、今回四年ぶりの再開で喜びも一入、
10人以上集めたいとの熱意で私を探し出してくれたというわけでした。
そんな訳で私は初参加でしたが全く新入りという気がしません。
とても楽しいひと時を過ごすことができました。
それは既に「旧知の仲」であり遠慮なく名前を呼び合っているうちに当時の感覚が立ち上がり、
その中に若い自分を発見する事ができたからでしょう。
しばらく開かれなかった記憶の蔵の中はかび臭いどころか極彩色の青春に彩られておりました。
今はその息吹に、「回想」の力を実感しているところです。

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「好きなことを仕事にする」について

「好きなことは仕事にしねえんだよ」
「かっけえ~」というようなCMがありましたが、
私は「好きなものこそ仕事にすべきだ」と考えます。
日本最初の林学博士の本多静六は「仕事の道楽化」を提唱し
「『楽しみながら給金までいただけて有難い』と思い給金の四分の一を貯金しなさい」と薦めていました。
本多博士はいま話題の明治神宮の森の設計者の一人で、100年200年と天然更新する持続可能(サスティナブル)な森を作り上げた人でもあります。
「自分へのご褒美」という言葉がよく使われますが、
これは「よく苦痛に耐えた。あんたは偉い!」と言う意味だと思います。
この言葉が共感されるのは「仕事が道楽じゃない人」が大多数だからかもしれません。
ご存じのように「好きな事」には皆「熱中」します。熱を帯び遂には燃え上がります。
実は誰しも心に「可燃物」の様な物があり発火したくてうずうずしているのだと思います。
それを古来日本人は祭り騒ぎで発散させ、社会の安定を図っていたのだと考えます。
俗に言う「ガス抜き」です。
しかし近年の社会構造の激変によってそれもうまくいっていないように見えます。
下手にガス抜きすると「大爆発」しないとも限りません。
折角就活に勝ち抜き念願のブランド企業に入社しても三年程で退社する若者が多いとも聞きます。
単純に「好きな仕事」では無かったのだと想像します。
言い換えれば「ガッカリ」し「失望」したのです、「こんなはずじゃなかった」と。
以前当コラムで何度も「若者よ起業しよう」と書きました。
年商数百億円のベンチャー企業も良し、横町の駄菓子屋も良し、自分の可燃物がいい塩梅に燃え上がり道楽に出来る仕事につくのが人生を楽しくするコツではないでしょうか。
ひいては日本を元気にするのではとも思っています。


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「関東大震災から100年」に思う

2023年9月1日は関東大震災から丁度100年というわけで
新聞・TV等で関連報道が多数ありました。
ただ私が視聴した範囲では実際体験した人のインタビューは
唯一112歳の女性の話だけでした。
時の流れを感ぜずにはいられません。
20年~30年前には治療中に患者さん本人の震災体験を
聴くことが珍しくありませんでした。
ある男性(当時19歳)の方は「当日は三浦半島に遊びに行って
海の家に居たら岩の割れ目から無数の蟹が泡を吹きながらぞろぞろ出て来た。
びっくりして店の人に『ここじゃいつもこんな感じなのかい?』
て聞いたら『いえ、こんなのは初めて見ました』『へえ~』
なんて言ってるうちに地震が来た」と言っていました。
また当時5歳の女性は常陸太田の実家で揺れを体験したと言います。
「たまたま近所の奥さんが来ていました。驚いて帰ろうとするんだがあまりの揺れで立ち上がれずに這って帰りましたよ」別の当時3歳の男性のは「縁側に座って庭を見ていたんだがあまりの揺れで転げ落ちたよ」と話してくれました。
その様な体験談の中でも一番心に残るのが私の母方の伯母の話です。
伯母は当時女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)の学生で下宿先で向かいの家を見ていたそうです。
突然下から家ごと突き上げられて向かいの家が宙に浮いた後家本体が落下。
その後一瞬瓦が屋根の形のまま空中に残ったがすぐにガシャーンと土ぼこりをあげて落下したと言います。
伯母は東日本大震災の年の12月に107歳で亡くなりましたが、今も関東大震災とセットで思い出す話です。
体験者の話はこの様に熱をもって語られ聞く人の心に熱をもって残されていくものだと思います。
様々な機会を捉え話を聞いて血の通った歴史の伝承が必要なのかも知れないと思う今日この頃です。
そしてそれは急務なのかもしれません。

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「 地域おこし」考

今、日本全体元気がない中で「地方の衰退」を嘆く声をよく聞きます。
同時に「地域おこし」の活動も取りざたされることが有りますが、
大抵は不発に終わるか一発屋的で後が続かないものが多い印象でした。
「そう巧くは行かないよな~」というのが私の偽らざる感想でもありました。
ところが訳知り顔の老生を刮目させる事実をTV番組で知る事になりました。
2023年8月3日テレビ東京「カンブリア宮殿『観光地・熱海が奇跡の大復活』」です。
熱海生まれ熱海育ちの「マチモリ」代表・市来広一郎氏(44)が
その主役で、彼の実に「頭のいい」綿密な手法に度肝を抜かれました。
彼はバブル崩壊後死んだようになった熱海の再生を「熱海銀座商店街」
に絞って行います。
手広くやると効果が薄いからです。
そこに寝るだけの「カプセルタイプ」の宿泊施設を作り商店街で干物を
買って食べてもらい(施設に魚焼きグリルあり)
入浴は路地裏の銭湯(温泉)に行ってもらう等ひろく熱海全体に
恩恵が行き渡るようにしたのです。
また、地元の人も知らない穴場スポットを案内する「裏路地まちガイド」に
同行してもらうことも出来ます(1500円/人)。
こんなことで今や熱海は20代~30代の若いリピーターで溢れているのだそうです。
地元の人たちとの交流イベントや地元の伝統の祭りに観光客が参加する
試みも成功しているようで、熱海にかつての活気が戻っているようです。
更には熱海に住みたい人に古いビルの空き室をリフォームして貸してもいるのです。
市来広一郎氏曰く「100万人に一回来てもらうより1万人に100回来てほしい」そうで正に「持続可能な町おこし」を実現した熱海の恩人と言えるでしょう。
以前にテーマパーク存続のカギは「リピーターを増やし続ける事」
だと聞いたことがあります。
この番組でとても深いものを学んだように思います。
市来広一郎さんありがとうございました。

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「ヨソから来た嫁はん」

以前、京都で鍼灸マッサージ師会の大会に出席した時のこと、
乗車したタクシーの運転手さんから興味深い話を聞きました。
業績不振の(京都の)老舗を復活させるのはヨソから来た嫁はんだというのです。
そこで京都訪問前にTVで見た京都老舗和菓子屋さんの話を思い出しました。
概略以下のような話です。その老舗の若旦那が入学した美術大学で見染めた女性と結婚しました。
若女将になった「嫁はん」は持ち前のセンスで次々と斬新な
菓子のデザイン画を職人さんたちに提供しますが・・・
「素人は黙っとれ!」それでもめげず頭を下げ続けた若女将。
根負けした職人さんが「これっきりやで」と作った「試作品」を
店頭に出したところ若い女性を中心に「かわいい~」とバカ売れ。
今では駅ビルをはじめとして支店を三店舗、本店も総ガラス張りの
近代的な明るいお店に生まれ変わりました。めでたしめでたし・・・。
この様な話を「予習」していたので、タクシーの運転手さんの話にも納得出来たわけです。
当コラムに何回も書いた
「変わらず生きていくためには変わっていかなければならない」を
地で行くような話ではないでしょうか?
伝統を守っているだけでは遂には立ち枯れていくしかないのでしょう。
さて今の日本には「ヨソから来た嫁はん」はいるのでしょうか?
居ても「素人は黙っとれ」と黙らされているのでしょうか?
しぶしぶでも「これっきりやで」の職人さんの優しさに期待したい今日この頃です。


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またまた「日本は七十年に一度変わる」説考

長年にわたって当コラムをお読み頂いている方はお馴染みの説です。
初めて知った方のためにざっとお話しすると、
前回の変化は「昭和二十年八月十五日の敗戦」で、その前は「明治維新」でした。
この変化の要件は「それ以前とそれ以後では世界が全く変わってしまうこと」
で、「それ以前に生きる大多数の人がイメージ出来ない世の中に成る」とされています。
敗戦も明治維新もそれに該当するのは間違いないでしょうが敗戦から七十八年の今
「どんな変化があるのか?」が問題でしょう。
革命も戦争も起きていない日本にどんな変化があるのでしょうか?
私には長いこと謎でしたが何となく答えが見えてきたので愚見を述べます。
ヒントは成田悠輔氏の「22世紀の民主主義」(SB新書)を読んだ事でした。
私には難解で正確に理解したとは言えませんが以下の様に勝手に解釈しました。
「民意の反映が民主主義政治であり、その時代に相応しいシステムで民意を吸収すべきである。
現代はソーシャルメディア等で『民意』が明らかにしやすくなっているし多様な
『意見』や『つぶやき』を吸収し、アルゴリズムでの処理を経て政策とすべきだ」
これは私の「曲解」です。文責は私にあります。ご了承ください。
駆け足で論理の飛躍をすると、この解釈から次の七十年は「マジョリティーとマイノリテ
ィーの共存社会」になると思われます。
これも私の解釈ですが「マジョリティー」は「世の中の仕組みや流れを支配する人々」で
「マイノリティー」は「マジョリティーの仕切る世の中で辛い生き方を強いられている人」
と考えると分かりやすいと思います。
つまり共存社会とはマジョリティー、マイノリティー共に「革命的に変化した!」
と感じる社会の事だと言えるでしょう。
例えば、男女同数の国会議員が審議する光景を想像するとイメージしやすいかも知れません。
(その時、女性議員は男性有力者に気に入るように振舞う必要はなく、女性有権者の
代表として活動することになるでしょう)
その他様々なマイノリティーが政財官界など社会の枢要な場で生きやすい世界を
作って行くことになるのではないでしょうか。
私は今後七十年はこんな世界になると思いますが如何でしょうか。

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