「お祭り」と「自粛」

新型コロナデルタ株の猛威により緊急事態宣言下の生活を
余儀なくされております。
「パンとサーカス」と言う言葉を昔聞きました。
私の浅薄な知識では
「古代ローマの皇帝はこの二つを市民に無償で与える義務がある」
と理解していました。
つまり空腹を満たし娯楽を提供することで皇帝の地位は
安泰だと言うことなのでしょう。
イエスキリストは「人はパンのみにて生きるにあらず」
と言ったそうですが、古代ローマ人も肉体を養う(生活の心配がない)
と同時に心の豊かさも大切だと認識していたのだと思われます。
さて、コロナ禍の日本です。職を失い路頭に迷う人も
少なくないとも聞きます。
今、日本人にパンは充分に行き渡っているでしょうか。
また、「ステイホーム」(自粛生活)と言われ
「群れて飲んでお祭り騒ぎ」などとんでもない
ご時世に鬱屈している人も多いのではないでしょうか。
民俗学で言う「ハレ」(お祭り)と「ケ」(自粛)
のバランスが人間には必要なのだと思われます。
「仕事終わりに赤提灯で一杯」などというのも
その人に取っては「ハレ」(お祭り)で、
つらい「ケ」(自分を押し殺しての日常)と
バランスを取る重要な儀式であり一日の締めくくりに
欠かせないのでしょう。
しかし今イベント中止などもあり
「サーカス」もあやしくなっています。
いま求められているのは潤沢なパンの供給と
人流が生じない「サーカス」の模索かも知れません。


茨城県ひたちなか市のマッサージ・鍼灸治療 奈良操体療院

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