「好きなことを仕事にする」について

「好きなことは仕事にしねえんだよ」
「かっけえ~」というようなCMがありましたが、
私は「好きなものこそ仕事にすべきだ」と考えます。
日本最初の林学博士の本多静六は「仕事の道楽化」を提唱し
「『楽しみながら給金までいただけて有難い』と思い給金の四分の一を貯金しなさい」と薦めていました。
本多博士はいま話題の明治神宮の森の設計者の一人で、100年200年と天然更新する持続可能(サスティナブル)な森を作り上げた人でもあります。
「自分へのご褒美」という言葉がよく使われますが、
これは「よく苦痛に耐えた。あんたは偉い!」と言う意味だと思います。
この言葉が共感されるのは「仕事が道楽じゃない人」が大多数だからかもしれません。
ご存じのように「好きな事」には皆「熱中」します。熱を帯び遂には燃え上がります。
実は誰しも心に「可燃物」の様な物があり発火したくてうずうずしているのだと思います。
それを古来日本人は祭り騒ぎで発散させ、社会の安定を図っていたのだと考えます。
俗に言う「ガス抜き」です。
しかし近年の社会構造の激変によってそれもうまくいっていないように見えます。
下手にガス抜きすると「大爆発」しないとも限りません。
折角就活に勝ち抜き念願のブランド企業に入社しても三年程で退社する若者が多いとも聞きます。
単純に「好きな仕事」では無かったのだと想像します。
言い換えれば「ガッカリ」し「失望」したのです、「こんなはずじゃなかった」と。
以前当コラムで何度も「若者よ起業しよう」と書きました。
年商数百億円のベンチャー企業も良し、横町の駄菓子屋も良し、自分の可燃物がいい塩梅に燃え上がり道楽に出来る仕事につくのが人生を楽しくするコツではないでしょうか。
ひいては日本を元気にするのではとも思っています。


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