本当の「働き方」の議論を

去る令和3年4月25日付東京新聞に興味深い文章を見つけました。
 「新聞を読んで」欄に載った「議論深める難しさ」
と題する今野晴貴氏(NPO法人POSSE代表)の批評です。
私流に「『コロナ禍において企業は採用を控えるべきではない』
的な世間の論調はいかがなものか」という風に読ませていただきました。
氏は「雇用労働」だけが「働き方」じゃないと言いたいのではないかと思います。
氏はコラム中で自営的労働と「雇用労働」の問題点を挙げた上で
「若い世代は雇用に背を向けつつある」と書いているからです。
 わたしは一昨年自分のコラムで起業や小商いを勧めてきました。
その立場からするとやっとそういう時代が来たのかと嬉しくなり
今野氏の文章をご紹介した次第です。
 「働き方改革」とは近年よく聞く言葉ですが(意地悪く解釈すれば)
「雇用主がいかに安価にノーリスクで人を使い倒すか」
と聞こえなくもありません。
つまり「雇用改革」であって(自営的労働も選択肢として)
人間どう働くべきかの視点が欠けていると思います。
 人間、もっと自由に考えていいのではないでしょうか。
「新卒採用に漏れたから人生お仕舞いだ」
と若者に催眠術を掛ける社会はこの辺でそれこそお仕舞いにしませんか?
 企業は企業の都合で採用したりしなかったりするのは当たり前で
「新卒採用は社会的責任じゃないのか」
などと難詰されてもへの河童です。
そんなものに付き合って自分の大切な人生を棒に振ることは無いのです。
親も学校も社会全体が自営的労働こそがメインでたまに
「就職という手もあるよね」
となれば若者の負担がグッと減るのではないでしょうか。
 その「未来の姿」を今野晴貴氏の
「若い世代は雇用に背を向けつつある」という一行に見ました。
どうぞ一日も早く本当の「働き方改革」が実現する様願っております。

茨城県ひたちなか市のマッサージ・鍼灸治療 奈良操体療院
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諦めずにぜひ一度、ご相談下さい。