「関東大震災から100年」に思う

2023年9月1日は関東大震災から丁度100年というわけで
新聞・TV等で関連報道が多数ありました。
ただ私が視聴した範囲では実際体験した人のインタビューは
唯一112歳の女性の話だけでした。
時の流れを感ぜずにはいられません。
20年~30年前には治療中に患者さん本人の震災体験を
聴くことが珍しくありませんでした。
ある男性(当時19歳)の方は「当日は三浦半島に遊びに行って
海の家に居たら岩の割れ目から無数の蟹が泡を吹きながらぞろぞろ出て来た。
びっくりして店の人に『ここじゃいつもこんな感じなのかい?』
て聞いたら『いえ、こんなのは初めて見ました』『へえ~』
なんて言ってるうちに地震が来た」と言っていました。
また当時5歳の女性は常陸太田の実家で揺れを体験したと言います。
「たまたま近所の奥さんが来ていました。驚いて帰ろうとするんだがあまりの揺れで立ち上がれずに這って帰りましたよ」別の当時3歳の男性のは「縁側に座って庭を見ていたんだがあまりの揺れで転げ落ちたよ」と話してくれました。
その様な体験談の中でも一番心に残るのが私の母方の伯母の話です。
伯母は当時女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)の学生で下宿先で向かいの家を見ていたそうです。
突然下から家ごと突き上げられて向かいの家が宙に浮いた後家本体が落下。
その後一瞬瓦が屋根の形のまま空中に残ったがすぐにガシャーンと土ぼこりをあげて落下したと言います。
伯母は東日本大震災の年の12月に107歳で亡くなりましたが、今も関東大震災とセットで思い出す話です。
体験者の話はこの様に熱をもって語られ聞く人の心に熱をもって残されていくものだと思います。
様々な機会を捉え話を聞いて血の通った歴史の伝承が必要なのかも知れないと思う今日この頃です。
そしてそれは急務なのかもしれません。

茨城県ひたちなか市のマッサージ・鍼灸治療 奈良操体療院 ————————————————————————————— 
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