「脳を快適に」

当コラムでは度々操体法の有用性をお話ししてきました。
今月もその話です。
世界中に様々な治療法が有りますが、殆どの診断治療は
「治療家の経験と知識」で行われています。
所謂「先生の腕」がものを言う世界です。
だから秘密主義も当たり前のことでした。
「経験と知識」が即「飯のタネ」だったからです。
操体法はその中にあって全く異質でした。
創始者橋本敬三先生の長年の経験も深い知識も
「宇宙の法則だから私すべきではない」
として無料で公開されたのです。
それだけでなく診断法もユニークでした。
「患者さん本人の快と不快」が診断基準なのです。
気持ちの良い事はやれ。
気持ちの悪い事はやるな。
それで体の不調が治るというのです。
コペルニクス転換と言って良いでしょう。
治療の主導権が治療家から患者側に移りました。
主体的に自分の体をコントロールする時代の幕開けとなったのです。
橋本敬三先生はその鍵を人類に手渡す為に
この世に現れたと私は思っています。
そして今度は私から日々縁の有った方々にその鍵を
お渡ししたいと思っているのです。
さてその「快」(気持ちよさ)とは何か?
・・・全ての感覚は脳で感じているのはご存知でしょう。
だから神経ブロックで痛みを感じなくなります。
また、長期間腰痛の状態でいると脳がその情報に疲れて
(腰の症状は改善したのに)腰が痛いままであると
認識し続けることが分かってきました。
つまり脳にはいつまでも苦痛情報を送り続けてはいけないのです。
やさしいスキンシップが快の感情を引き起こし、
脳内ホルモン(オキシトシン、別名幸せホルモン)の分泌を促し
認知症が改善されることも分かってきました。
最近脳が喜ぶ事をしましたか?
当院では操体法的生き方をお勧めしております。

茨城県ひたちなか市のマッサージ・鍼灸治療 奈良操体療院
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諦めずにぜひ一度、ご相談下さい。