「時代の変わり目を生きる」

平成最後の年が明けました。
正に歴史の転換点に私たちは生きています。
上皇と天皇が共にいらっしゃるのは明治維新後の
日本人が初めて経験する世の中です。
明治維新や終戦後ほど激変ではありませんが
ここ数年で日本は劇的に変化したと思います。
皇室のこの姿は正にその象徴のような気がします。
今上天皇の平成30年のお誕生日のお言葉は
日本中を感動させたと思います。
陛下は戦没者慰霊や被災地ご訪問で国民に愛と立ち上がる
気力を与えて来られました。
私の中では「愛を実践された天皇」として記憶されると思います。
これもまた次の時代を切り拓くキーワードが「愛」である事を
象徴していると考えています。
過去に吹き荒れた「血も涙もない」グローバルスタンダード、
リストラ、合理化、生産性向上等々の「焼け野原」は
次の時代には愛の花咲く微笑みの世界に成ると信じています。
どうぞこの新しい年がそのスタートの年となりますように、
皆様に沢山の幸福があります様にお祈り申し上げます。

「般若身経」について

12月雑記

「般若身経」・・・決して書き間違いではありません。

操体法の重要な教えのエッセンスです。

ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

身体の動き(八方向)のバランスを自分で回復出来るとても便利で有難い方法です。

「般若心経」は仏教の深い教えのエッセンスだと言われていますが、

「般若身経」も身体の構造の不思議を教えてくれます。

健康法としても超一流ですが、治療法としてもずば抜けた効果を現わしてくれます。

いちいちエピソードは書きませんが、

特にスポーツ障害に効果を発揮する様に思います。

それだけスポーツを行うには不断のコンディション作りが

欠かせないという事でしょう。

是非スポーツを行う行なわないに関わらず「般若身経」で

快適生活を実現して頂きたいと願っております。

 

茨城県ひたちなか市のマッサージ・鍼灸治療 奈良操体療院

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膝や関節の痛み、顎関節症・ムチウチ症・弾発指(バネ指)・腰痛

神経痛・リウマチ・頚腕症候群・五十肩・頚椎捻挫後遺症・運動器疾患

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諦めずにぜひ一度、ご相談下さい。

「すみわけ理論」

11月雑記

「すみわけ理論」についてご存知でしょうか。

私は全く分かりませんでしたがずっと気になっていました。

ダーウィンの進化論(「競争」の勝者が生き残り進化して来た)に対する

アンチテーゼと理解していたからです。

強い者が勝ち進んでいくというのは現代社会の常識になっているようですが

本当にそうでしょうか?「棲み分け」を提唱した今西錦司博士は

種はそれぞれの環境に適応して変化し棲み分けている、

進化するときはその種全体が一気に進化すると説いたと聞きました。

ただ一つのものが優れており、その他は淘汰され消えていくというのは

違うと私は理解しました。

それぞれが所を得て全体として栄えて行くのがあるべき姿と思っているので

大いに共感したわけです。

金子みすゞも言っているじゃありませんか「みんな違ってみんな良い」って。

それぞれ自分のフィールドで幸せの花を咲かせれば良いんです。

「すみわけ理論」でもう一つ気になったのは、「仲間外れ」になると

その個体(およびグループ)は生き残りの為変化していくという事です。

森から追い出された「サル」は平原で生きやすいように立ち上がり、

道具が使いやすい手になったと聞きました。ホモサピエンスの出現です。

私は、親会社から突然取引停止された下請け企業を連想しました。

親会社から切り捨てられ、苦しみ抜いてブレイクスルーした企業は

独り立ちし世界に通用する会社に生まれ変わったのです。

(残念ながらそうなれなかった会社も多々ありましたが)

これから「ホモサピエンス」に進化する企業が続々出てくるでしょう。

そしてある臨界点で世界全体があるべき「棲み分け」の世に成るのを

夢見ているのです。

勝ち組も負け組も無い「みんな違ってみんな良い」世界に成る事を。

 

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「お灸のチカラ」

10月雑記

2018年9月23日19:30からNHK 総合TVで「東洋医学ホントのチカラ」が

放送されました。ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

いかにもNHKらしい真摯な番組作りで好感が持てましたが、その中で

「モクサアフリカ」(Moxafricaはイギリスで2008年に設立されたチャリティ団体)

の活動が紹介されていました。

代表のマーリン・ヤングさん(鍼灸師)はウガンダで結核やエイズ患者に

日本の艾による施灸を普及し病を回復させています。

(因みにMoxaは艾のことです)

以前からその活動の素晴らしさに注目していましたが、

TVで広くその存在が知られるようになったのは真に喜ばしいことです。

その献身的な姿に頭が下がるのは勿論ですが、

お灸の効果にもぜひ注目していただきたい。

日本でも結核治療にチカラを発揮して来たことを忘れてはいけないでしょう。

お灸は遣唐使によってもたらされて以来日本人のセルフメディケーションの

大役を担って来たのです。

それが今アフリカの大地に根付こうとしています。

壮大なロマンも感じますが、ともあれ今一度

「お灸のチカラ」味わってみるのもいいのではないでしょうか。

 

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「人生で何より大切な事」

9月雑記

人間として生まれてきて一番大切な事は「気が有るかどうか」です。

「気」は「金(かね)」に似ている、と当コラムで何度も述べました。

「金が無いのは首が無いのと同じだ」と言う言葉も紹介しました。

「気」は命そのものであり、気のある所に金もあつまります。

つまり人生の根源に「気」が有ると言って良いでしょう。

気も金も流れる性質があります。その意味で似ているのです。

生命を強くしたければ気を強くすれば良い。

「気を強くする」とは「強気で」とか「勝気」とは全く違いますので、念の為。

身体の不調だけではなく、「運」の不調(ついてない)にも気の量と質が

深く関わっています。

昔、「同情するなら金をくれ!」と言うTVドラマの名台詞が

ありましたが本当ならば「同情するなら『気』をくれ!」というべきでしょう。

それほど気は大切です。

しかし貰った金が身に付かないようにもらった気もたちまち消えてしまいます。

金がそうである様に、気も自分で稼いで自分で蓄え、

自分で運用しなければ何時までも「金をくれ」「気をくれ」と言う人生に

甘んじなければならないでしょう。

「恒産無ければ恒心無し」と言います。

気のバックボーンが無ければ人生も辛いものになるのではないでしょうか。

以前にも書きましたが再三気功をお勧めする所以です。

 

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「経験したことのない」事態

8月雑記

このところの自然災害の頻発とその途轍もなさに驚き、

不安を感じている方も多いでしょう。私も吃驚しっぱなしです。

何が起きているのか理解が追いつきません。

気象庁も「過去に経験したことがない事態」が起きるので

「自分で自分の命を守る行動」をしてくれと今まで聞いたことのない

警報を出し始めました。

以前、当コラムで今70年毎の時代の変わり目にあると書きましたが、

どうやら我々はその真っ只中にいるようです。

気象のみに止まらずあらゆる分野で「見たことも聞いたことも無い」

事が発生しているのを感じ無いでしょうか?

閑話休題。先日埼玉県在住の友人Y君から手紙が届きました。

江戸時代の高僧白隠禅師の健康法を実践しているとの興味深い内容でした。

私も白隠について調べたり、永青文庫に書画展を見に行ったりしていたので

懐かしく関係の事柄を思い出していました。

その時電撃のように一つの言葉が降りて来ました。

「苦しい時ほど肛門締めろ!」・・・白隠は在世中から人気があり、

逸話の多い人でした。

江戸時代の話です。

ある浜に沢山の水死体が打ち上げられました。

その中にまだ息のある僧がいました。

介抱して話を聞くと「自分は白隠様の弟子ですが、

乗った船が嵐にあって沈みかけた時『いつも肛門をしめておけ』

と言う師の教えを守っておりました。

「こうやって助かったのもそのお陰でしょう」

と言ったので皆感心しました。

・・・このエピソードの示唆する所は軽くは無いと思います。

ひょっとしたら我々は嵐に翻弄される船に乗り合わせて

いるのではないでしょうか。

変革期の波に飲まれようとしている今こそ

「肛門締める」必要があるのかも知れません。

因みに白隠禅師は富士山が噴火して他の僧が右往左往している時、

泰然自若として座禅を続けたと言われています。

私は白隠の教えが「経験が役に立たない時代」の道標の

一つになるのではないかと思っているのです

 

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漫画で知る東洋医

鍼灸マッサージの治療を受けたことのない方にそのイメージを聞くと

「怖い」「痛そう」又は「熱そう」「(治療院の)中で何が行われているか謎だ」

「不気味」などと言うものもあります。

人間誰しも知らない物には警戒心が働くものです。

かと言ってガラス張りの丸見え治療院もあり得ないことで考え込んでいたところ、

格好のものが現れました。

講談社モーニングKC「素直なカラダ」東野柚子著・・です。

主人公栗原かのこ(地方タウン誌の編集者)が地元鍼灸院

「輪福玖堂(わふくどう)」の鍼灸師曲直瀬巴(まなせともえ)と出会い

自分の健康を取り戻すと共に身近な人達の健康と人生も明るくしていく

ストーリーです。

作者の東野柚子氏は鍼灸師とのことで、

鍼灸院での施術の様子や東洋医学の考え方などが楽しみながら

よくわかるように描かれていて感心しました

。一番見事だと思ったのは施術によって穏やかな心、

平穏な日常を取り戻して行く描写で東洋医学の特質を示しており秀逸です。

治療家からするとよくぞ漫画にしてくれましたと言いたい所です。

更に言えばこのイメージは漫画だからこそ伝わるのではないでしょうか。

東洋医学について「得体の知れなさを感じている」「何だか不気味だ」

等々敷居が高い思いを抱いていらっしゃる方には願ってもない

道しるべになると確信しております。

もちろん既に東洋療法ファンの方にもぜひご一読頂きたい一冊です。

面白いですよ。

 

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「孤立」するという事

6月雑記。

先日、NHK特集「人類誕生」第2集を見て感銘を受けました。

最新の研究でネアンデルタール人の滅亡の原因が分かったというのです。

以前は「彼らは知能が低かった」「言語を持たなかった」

「ホモサピエンスとの戦いに敗れた」等々その原因が言われていました。

しかし実際には、体力に恵まれ、頭脳も大きく、装飾品を身に付ける

等のセンスもあり、ホモサピエンスと戦ったという証拠も無いようです。

それではなぜ滅んだのか?その真因は「孤立」だと言うのです。

彼らは数名の家族単位で生活しており、大きな集落やネアンデルタール

人全体の交流も無かったと言います。

そしていつの間にかその数が減少し絶滅したと考えられているようです。

ホモサピエンスはネアンデルタール人に比べると体力には恵まれませんでしたが、

大きな集団で生活し、更に集団同士の交流から石器の技術革新等もあったと

言います。つまりホモサピエンスは「助け合って」生き延びて来たのです。

一つ思い出すことがあります。これもTVで知った事ですが、

松戸市の常盤台団地で孤独死(多くは離婚やリストラ等で孤立した50代の

男性という)が頻発した時、70代の入居者が立ち上がり孤立入居者を

交流サロンや行事に誘ったり相談に乗ったりして孤独死を激減させたと

報じられていました。

これにも私は感動しました。人間にはお互いへの愛が必要です。

人類存亡の危機など喧伝されることも有りますが私は希望を持っています。

ホモサピエンスはお互い助け合う事を忘れない限り絶滅しないと言う

確信を持ったからです。

 

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「治療について」

5月雑記

「魚を与えるな。魚の釣り方を教えよ」と昔聞きました。

魚とは金(かね)の事で、金儲けのコツさえ会得すれば

人から金を恵んでもらわなくてもいい。

つまり自立出来ると教わりました。これは治療でも同様の事が言えます。

昔、治療法は自分の大事な「飯のタネ」との意識が強く、

秘密にするのが当たり前でしたが、

「操体法」にはどんどんその知識を共有して皆健康になっていこう

という考えがあります。

この考え方の違いから、業界の大先輩と疎遠になってしまい

残念な思いをしたこともありましたが健康的に自立を勧める

治療スタイルを貫いてきてよかったと今しみじみ思います。

現在ほとんどの方は体調の維持管理が目的で来院されていますが

皆さん初めは腰や膝、首等の痛み治療がスタートでした。

永く通院していると聞いて「よっぽど治りがわるいんだな」と

評した人がいたそうですが、症状の改善が見込めない所に

自費で漫然と通い続ける人はいません。

世の中はもっとドライです。

治せなければさっさと見切りをつけられます。

ある方は「ここへ来ていると昔のひどい痛みがでないんだよね」と

しみじみ仰っていました。

また、別の方は「痛くてもここに来ると3日目に良くなるんだ」と

仰いましたが、多少複雑な気持ちでした。

しかしこれも信頼されている証と有難く受け止めさせていただきました。

まだ若かった頃ある先生に

「一回で治すってのはあまり良い事じゃないんだよ」

と言われたことがありました。

治療の精度を上げようと頑張っていた時期で、

しかもその先生が一発でスパッと治せる方だったのでビックリもし、

心に深く残りました。

ひょっとしたら常にホームランを期待されているバッターのような

お気持ちだったのかもしれません。

私の個人的な考えですが、一回で治るのを「宝くじ型」

何回か治療して治すのを「年金型」と呼んでいます。

もちろん当院は「年金型」治療を行っています。

こつこつと積み立てた「体の為に良い事」がそのあとの長い人生の

助けになっていくというのがその神髄です。

「こつこつ積み立てる方法」を皆様と模索する毎日こそ

私にとっての「治療」であり生き甲斐なのです。

 

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「最近一番感動した本」

この本には心揺さぶられました。

「町工場の全社員が残業ゼロで年収600万円以上もらえる理由」

(ポプラ社)著者は株式会社𠮷原精工会長の𠮷原博さんです。

私は以前、小欄で「今の会社は多かれ少なかれブラック企業化している。

会社に頼る時代は終わった。個人がそれぞれの才覚で飯を食っていくべきだ。」

という趣旨のことを述べました。

多少その中にすねた気分もあったと思いますが

この本はポンポンと肩を叩いて

「まあまあそんなにすねなくてもこんな良い手がありますよ」

と言われた気がしました。

私にとってはその内容が福音でした。

この本には書名にもある「残業ゼロで年収600万円以上」とか

「年3回の10連休」「ボーナス手取り100万円」などの内容が

てんこ盛りで一気に読了、興奮してしまいました。

もっとも𠮷原さんによれば、倒産の危機など紆余曲折を経て

今の姿になったとのことです。

そしてその変化の原動力は𠮷原さん自身の「これは嫌だ」

「こんな風になればいいのに」というサラリーマン時代の

体験だと言います。

たとえ自分が𠮷原精工の一社員になってもこの待遇ならいいだろう

とも述べています。

この本が示しているのはとても大きなことです。

「トップの考え一つで組織は変わる」

・・・当たり前だという声が聞こえそうですが、

ではなぜ不安定雇用・低賃金(ワーキングプア)

・過労死(過労自殺)等々の問題が日本の日常になっているのでしょうか。

皆慣らされてそれこそ当たり前になっていませんか?

昔「ご時世だから」という便利な言葉がありましたが、

今は「グローバル化の波」とか「高度成長期とは経済構造が違う」

とか「大企業でも国際競争力をつけるためには経営を

スリム化しなければ生き残れない」とか素人を煙に巻く言説が溢れています。

しかしこれ「欲しがりません勝つまでは」ということでしょう?

いやこれは「勝つまでは」と目標が示されているだけマシかもしれません。

今言われている事は

「時代が変わったんだからこれからずっと低賃金や過重労働は当たり前と思え」

という風に聞こえます。

これに納得させられている人もそうでない人も是非𠮷原さんの本を読んでください。

「日本の会社」もまだまだ捨てたもんじゃないなと思わせる一冊です。

 

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