「健康」という事(再び養生について)

開業にあたり私は治療方針を次のようにしました。

「経絡を開き旺盛な『気』を通す」・・・何度も書いて来ましたが、

生命の大元は「気」です。気が廻らなくなれば生命を維持することはできません。

つまり死にます。

鍼灸あん摩、湯液などの漢方医学は「臓腑経絡の虚実に応じて補瀉治療を行う」

ものとされていますが長年の治療経験からそれは全く正しいと確信しています。

体表面に点在する経穴とそれを結ぶ経絡は宇宙の神秘を表しているようです。

それは芸術的な美しさと実利的な確かさを併せ持っています。

直接内臓に治療は出来ませんが体表面の経穴に対する刺激で

内臓諸器官の調整も可能になるのです。

患者さんの健康回復のみならず私自身の不調も

「経絡を開き気を通す」ことで乗り越えてきました。

前回、気功と漢方薬で「鉄人」になった人の話をしましたが

それにプラスすべき強力な助っ人があるのです。

「操体法」です。

操体で体のバランスが取れた時・・・

その時全身の経絡が開通し気が流れだすのです。

日々鉄道事故で「○○線が不通」とのニュースを見聞きしますが

これは私たちの体にも起きていることです。

気を循環させることが養生であり、そこに健康な毎日があると信じています。

どうぞ皆様の毎日が豊かに気が循環するものでありますように願っております。

 

茨城県ひたちなか市のマッサージ・鍼灸治療 奈良操体療院

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膝や関節の痛み、顎関節症・ムチウチ症・弾発指(バネ指)・腰痛

神経痛・リウマチ・頚腕症候群・五十肩・頚椎捻挫後遺症・運動器疾患

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諦めずにぜひ一度、ご相談下さい。

「養生ということ」

11月雑記

「養生」(ようじょう)という言葉は建築関係では

今でも使われているようですが、一般の会話では死語に

なっているのかも知れません。

以前は、病人に「焦らずゆっくり養生しなさいよ」

と言ったりしたものですがこの頃はあまり聞かないような気がします。

「医者の不養生」(いしゃのぶようじょう)などという言葉もありました。

これは「紺屋の白袴」(こうやのしらばかま)と同じ様に

「専門家なのに自分の面倒も見られないのか」という意味で言われたり、

「我が身を顧みずに人のために働く姿」を言っているとも言われています。

さて、養生です。私たちの身体は死ぬまで生命を運ぶ乗り物であり、

生きるとは一生これに依存する事に他なりません。

一流のスポーツ選手や職人は道具を吟味し手入れを欠かさないと

聞いたことがあります。

それが試合の結果や仕上がりを大きく左右すると知っているからでしょう。

自分自身をその様にしたら人生をより良く生きられるのではないでしょうか。

医療機関での「お大事に」の言葉にも「養生して下さい」

の願いが込められていると思うのです。

20年ほど前の事です。台湾出身の方に話を聞きました。

「台湾では市場で漢方薬の材料を買い、煎じて飲みながら

毎日屋上に上がって気功をやっていた。

病気一つしたことはなく周りの人たちには鉄人と言われていた。

しかし日本に来てからは漢方材料は買えないし、

周りへの気兼ねもあって気功も出来なくなって

「めっきり身体が弱くなってしまった。」と嘆いていました。

ご本人にはお気の毒ですが、このエピソードには日々手入れし

磨き続けるという養生の要諦が示されていると思うのです。

どうぞ皆様の人生が養生によってより一層輝きを

増しますように願っております。

 

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「どこからが病気?」

10月雑記

境界線の話です。

健康な人と病人の間にはくっきりと線が引かれているでしょうか?

そろそろ季節的に熱中症の危険性も減少傾向ですが、

所ジョージさんによれば突然眩暈や発汗、

意識障害に襲われ必死に救急搬送を依頼したそうです。

「ある一線を越えなければ大丈夫」というものではなさそうです。

熱中症に限らず「気が付いたら病人になっていた」のが実際の姿でしょう。

五木寛之さんの本に酒も煙草もやらず、

遊びにも行かず健康的な毎日を送っていた人がガン宣告を受け

「なぜだ!」と叫んだという話がありました。

一生病魔に侵されないのは誰もが願うことですが、

それが叶えられるかどうか保証の限りではありません。

問題はリスク管理だと思います。

救命胴衣を装着していたおかげで海に転落しながらも

台風のさなか一晩救助を待ち無事生還したとのニュースを見ました。

人生一寸先は闇といわれますが正にその通り。

次の瞬間何が起こるか「神ならぬ身の知る由もなし」です。

だとすれば対策は次の二点に集約されるでしょう。

(1)危険が予測されることをしない。

また危険な場所に近づかない。

古来より「君子危うきに近寄らず」

「三十六計逃げるに如かず」と言われています。

(2)不測の事態の対処法をよく知っておく。

訓練しておけばなお良い。

水戸のKさんは脳出血直後、絶対安静の指示を出した医師に隠れて

必死に一人でリハビリを行い見事仕事に復帰されました。

「安静になんかしてたら今頃麻痺が残って仕事どころじゃなかったろう」

と述懐されています。

現在のリハビリ医学はできるだけ早期の開始が常識になっています。

どうぞ皆様も病気や怪我のリスクを回避しつつ、

その様な状態になった時のセイフティーネットも

用意していただければと思います。

 

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「気功」について

9月雑記

日々の治療で「この方は気功が必要だな」と感じることが多々あります。

ところが当院の近くには(私が知る限り)気功教室がないのです。

患者さんに聞いてみてもやはり心当たりがないとの事で

「気功の勧め」が立ち消えになってしまうのです。

最初から無かった訳ではなく、近辺の数ヶ所の「カルチャーセンター」

に気功講座があることを10年位前には確認していたのです。

「いつの間に」「なぜ?」と疑問は膨らむばかりです。

(因みにこの場合の「気功」は自分で行う内気功で、気功師が気を

放射して治療を行う外気功ではありません。

しばしば患者さんとここで話が食い違うので念の為確認しておきます)

ヨガ教室は公民館レベルで全国津々浦々(無いところがないほど)

普及しているのと対照的な現状です。

消える気功教室と益々人気のヨガ教室・・・

どなたか明確な理由をご存知の方はぜひお知らせ頂きたいとおもいます。

それはさておき、なぜ気功が必要なのか。

こんな経験はありませんか?「何もかも嫌だ」「何もやる気がしない」

「何も考えずに母の愛に包まれる様に癒されたい」等々。

これ等は気の不足が原因のことがあります。

気功をお勧めしたいところです。

私は気功の「気」は愛と同じだと考えています。

お母さんの「痛いの痛いの飛んでいけ」に癒されたことは有りませんでしたか?

その様に自分の心と体に愛を注いではどうでしょうか。

力のある指導者から気功が習える環境にあれば試してみる

価値はあると思っています。

かく言う私も毎日気功に癒されています。

 

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「休み」の大切さ

8月雑記

「過労死」が世界的に通用する言葉だと言われて

ビックリしたのも遠い過去になりました。

日本人はもう「過労死」は当たり前になって驚かなくなったのでしょうか。

日々のニュースで「過労死」「過労自殺」等の報道に接しても社会的に

インパクトを与えている感じがないのです。

ある意味麻痺しているのでしょうか。判断に苦慮しています。

いづれにしても私の願いは一つです。「どうか皆さん休んで下さい」

そして「十分休んでも暮らしていける社会にして下さい」これに尽きます。

「死ぬほど働かなければ生きていけない」なんて悪い冗談にしか思えません。

「生きていくために働く」のであって「死ぬために働く」のではないはずです。

就職氷河期の時、体育会系の学生は内定率が高いと聞きました。

事情通によると大学の運動部に所属しているので理不尽に耐性があると

期待されていると言うのです。

つまり会社というところは最初から無理難題を押し付けるつもりで

雇っているのでしょう。

「過労死」「過労自殺」を最初から何パーセントか見込んでいるのでは

ないかとさえ思ってしまいます。

やはり自分の命は自分で守るしかないのでしょう。

バブル崩壊の時、沢山の「バブル紳士」が自殺しました。

自殺を免れた某「バブル紳士」が言っていました

「自殺した友達は皆債権者に責められて飯が食えなくなり

寝られなくなり消耗してついに自殺した。

だから自分は無理にも飯を食い睡眠を十分とって生き延びた」と。

ここに人間生存の重大なヒントがあります。

健康の秘訣として「運動・休養・栄養」とは、

よく言われることですが極限状況でこそ必要なのでしょう。

どうぞ心身ともに休んで生き延びて頂きたいと切に願っております。

 

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「能力」について

先月に引き続き「人間の能力」について愚見を述べたいと思います。

人には生まれながらにその人ならではの「才能」を持っています。

それは必ずしも褒められるものだけではなく所謂「悪の才能」もあるでしょう。

それを人間のスペックと言い換えてもいいかもしれません。

私が小学6年生ごろ校長先生が(朝礼の時だったか)

「私は運命論者だから・・・」と言ったのが妙に心に残っていました。

後年、人間はどう生まれ・生き・死んでいくのか予め決まっていると言う

考え方を示されたのかと解釈しましたが今となっては確かめようがありません。

しかし大筋では同意しています。

ピーターの法則で述べられている事は世間に溢れています。

能力が運命を作り運命が能力を育てます。

潜在する能力は開花するように運命が導いて行くことが多々あるように思うのです。

今話題の将棋界のホープ藤井聡太4段のケースを見ても、

プロ棋士のトップを目指すべく運命に導かれているように見えます。

どうか偉大な足跡を残されますように願っております。

私も基本的には「運命論者」であるようです。

ただこの「運命」は更にバージョンアップ出来ると思ってもいるのです。

藤井4段の例で言えば、平凡な(失礼!)

プロか(ご本人が名人位のタイトルを取りたい意向なので)

大名人になるかは彼の努力次第という事です。

藤井4段はインタビューで常に「強くなりたい」と言います。

「其の言やよし」です。

与えられた運命をアップデートし続けるのも才能です。

私自身も運命が錆びつかないように磨き続けたいと思っております。

 

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「能力の限界」

これからお話しするのは、40年以上前のことなので

記憶違いや事実誤認満載になる恐れがあります。

予めどうぞご了承下さい。

私の若い頃「11PM」と言う人気TV番組がありました。

先年亡くなられた大橋巨泉氏が大人の遊びを紹介していたのを

懐かしく思い出す方もいらっしゃるでしょう。

その大橋氏がある時「ピーターの法則」なるものを

番組内で紹介していました。

何故か大いに興味を惹かれ紹介された本を買い夢中で読みました。

その内容は私の勝手な解釈では以下のようなものでした。

[人は昇進していくとどこかで必ず「無能レベル」に至る。

だからその直前で生きていくのが幸せなのだ]

その本の中で唯一鮮明に記憶しているエピソードがあります。

こんな話でした。

「ある自動車修理工場にとても優秀な修理工が居ました。

社長はその腕を見込んで工場長に抜擢しました。

ところがこの修理工、工場長室に落ち着いていられず

すぐ現場へ降りていって油まみれで働きだすのです。

これでは会社の経営は成り立ちません。

ほどなく彼はまた現場へ戻されました。」

昔から日本には「分をわきまえる」と言う言葉がありますが

本来「ピーターの法則」的なことを言っていたのかもしれません。

能力の丁度釣り合ったところで生きるのは肉体でも同じ事だと思います。

操体の創始者、橋本敬三先生が

「頑張るな。身体は赤点取らなきゃそれでいい。」

と言っていたのもその辺の事情を伝えようとされていたのかもしれません。

どうぞ皆様には楽しく気持ちの良い毎日をお過ごしくださるよう願っております。

「もっと知りたい」

「知るは喜びなり」と元NHKアナウンサーの鈴木健二氏が言っていました。

私もそう思います。インターネットの普及、発展のお陰で今は非常に良い時代です。

何か疑問に思ったら手軽に解答が得られて本当に便利です。

しかし今一つ物足りない。

更に「それはなぜ?」「どうしてそうなってるの?」などと

質問を深めていきたいのです。

その為には人との会話が必要だと思うのです。

夢想していることがあります。

天下の(その道の)碩学と一対一で教えを請いたいという願いです。

色んな分野の第一人者に日頃の疑問を氷解していただきたい。

そう思うことが多々あります。そんな時代なのかもしれません。

腑に落ちない事が多すぎます。

例えば古すぎる話ですが、細川内閣の時、凶作でタイからコメを

緊急輸入した事がありました。

ご記憶の方も多いと思いますが、私が疑問に思うのはその前年までTVで

「備蓄米が倉庫に古米・古古米・古古古米までギッシリ積みあがっています」

と言いその映像まで放映していたのに、凶作となった途端に

「備蓄米はありません倉庫は空です」と空っぽの倉庫の映像が流されたのには

唖然としました。あの古米・古古米・古古古米は一夜にして消滅してしまった

のでしょうか?寡聞にして未だにこの種明かしはされていないようです。

面妖な話だと思います。ご存知の方に教えて頂きたいことの一つです。

近頃の「就職状況が良い」という報道も腑に落ちない第一です。

訳知り顔に「景気が良いからだよ。(そんなこともわかんないの?)」

という人もいますが世の中好景気に浮かれている実感は無いのではないでしょうか。

(実感していないのは私だけかもしれませんが・・・)

この話で最も割り切れないのは「就職氷河期」に100社200社受けて内定を

もらえず自殺した学生がいたと報道されたことです。

面接で意地の悪い質問をされたり、

「君にスキルが無いから(内定がもらえないんだ)」

など当の学生に非があると言われ続けた末のこととも伝えられています。

ならば好調の今、ニコニコ入社式に臨んだ学生は嫌味な面接に耐え抜いた

「スキルのある有能な即戦力となる人材」なのでしょうか?

景気が良かったから、悪かったからで訳知り顔が出来ない困った性分です。

昔懐かしい「地下鉄漫才」のように「考えたら夜も眠れない」

ほどではありませんが。

「花見に思う」

4月雑記

花見の花はもちろん桜の花のことで、

日本人は何故か桜が気になってしょうがないのです。

私も桜の開花宣言やら桜前線やら、はたまたどこが満開だ

桜吹雪だなど気になります。

これは弘前出身の私のDNAによるものかも知れません。

弘前城公園の桜祭りは思い出しても心が踊ります。

公園全体が桜にすっぽり包み込まれた様に桜桜桜一色になるのです。

その見事な桜の木の下で津軽の男女が思い切り飲み食べ歌い踊り

羽目を外し春の歓喜に浸るのです。

私はそこに冬の間押しとどめられていた生命の爆発的な解放と躍動を見るのです。

雪が解け津軽の大地が一斉に活動を始める景気の良いファンファーレにも

思えてきます。(何せ春彼岸の頃は墓地はまだ雪深いのですから)

ですから桜の木の下に「どんちゃん騒ぎ」がないと物足りないのです。

「上野の森の喧騒」・・いいですね!いかにも花見らしいじゃありませんか。

水戸護国神社の境内地桜山も私の好きな花見スポットです。

屋台が出ておでんを食べながらカラオケで熱唱出来、雰囲気最高です。

近年は由緒ある「○○桜」を遠くから静かにご鑑賞・・・

というのが花見の主流になっている感もありますが

先の理由からどうにも寂しい。

絵面が悪いと思ってしまうのです。

ともあれこれから2か月ほどかけて桜前線は日本人の心を満たしながら

北上して行きます。

どうぞ皆様が今年もお気に入りのスタイルでお花見を楽しめますよう

願っております。

 

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「人類の未来は明るい?」

3月雑記

最近、久々に目の覚めるような名著に巡り合いました。

一読、長年のモヤモヤが晴れ渡り胸のつかえがす~っと降りたのです。

井上智洋氏の「人工知能と経済の未来」(文春新書)が、その著書です。

今始まろうとしている(70年周期の)「見たこともない世界」も

イメージがつかめました。

「人がいらない社会」で生きていく為に国の形はどうあるべきなのか

等々このコラムで度々「ぼやいて」いたことへの回答がスッキリと

示されていました。

更に感心したのは、人間存在の意義についても考えさせられたことです。

未来は決して暗くない、むしろ明るいと思わせてもくれました。

良書の読後がいつもそうであるように心地良い感動にずっと浸っています。

たとえて言えば温泉でよく温まった時のように上気しながらも深く

リラックスし満足しているのです。

こんな時は冷静な書評など書けません。

書いてもとんちんかんな紹介になって、この本の良さはきっと伝わらないでしょう。

ぜひ直接目を通してください。

ページを繰るたびに世界と日本の未来が立ち上り、

その時の我々と子や孫の姿も見えてくるでしょう。

真剣に幸せな未来を考える人にこそ読んでほしいと願っています。

 

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