「経験したことのない」事態

8月雑記

このところの自然災害の頻発とその途轍もなさに驚き、

不安を感じている方も多いでしょう。私も吃驚しっぱなしです。

何が起きているのか理解が追いつきません。

気象庁も「過去に経験したことがない事態」が起きるので

「自分で自分の命を守る行動」をしてくれと今まで聞いたことのない

警報を出し始めました。

以前、当コラムで今70年毎の時代の変わり目にあると書きましたが、

どうやら我々はその真っ只中にいるようです。

気象のみに止まらずあらゆる分野で「見たことも聞いたことも無い」

事が発生しているのを感じ無いでしょうか?

閑話休題。先日埼玉県在住の友人Y君から手紙が届きました。

江戸時代の高僧白隠禅師の健康法を実践しているとの興味深い内容でした。

私も白隠について調べたり、永青文庫に書画展を見に行ったりしていたので

懐かしく関係の事柄を思い出していました。

その時電撃のように一つの言葉が降りて来ました。

「苦しい時ほど肛門締めろ!」・・・白隠は在世中から人気があり、

逸話の多い人でした。

江戸時代の話です。

ある浜に沢山の水死体が打ち上げられました。

その中にまだ息のある僧がいました。

介抱して話を聞くと「自分は白隠様の弟子ですが、

乗った船が嵐にあって沈みかけた時『いつも肛門をしめておけ』

と言う師の教えを守っておりました。

「こうやって助かったのもそのお陰でしょう」

と言ったので皆感心しました。

・・・このエピソードの示唆する所は軽くは無いと思います。

ひょっとしたら我々は嵐に翻弄される船に乗り合わせて

いるのではないでしょうか。

変革期の波に飲まれようとしている今こそ

「肛門締める」必要があるのかも知れません。

因みに白隠禅師は富士山が噴火して他の僧が右往左往している時、

泰然自若として座禅を続けたと言われています。

私は白隠の教えが「経験が役に立たない時代」の道標の

一つになるのではないかと思っているのです

 

茨城県ひたちなか市のマッサージ・鍼灸治療 奈良操体療院

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諦めずにぜひ一度、ご相談下さい。